じゃがいも収穫の時期と方法
PAUL POTATOを使ったじゃがいも栽培は順調ですか?KUMADEで育てているじゃがいもも写真のように、大きく成長してきました。
今回はじゃがいも収穫の目安と、だいたいの時期について解説します。
花が咲き、葉が枯れ始めてきたら収穫の目安
収穫時期の目安として重要となるのが「葉が枯れ始めているか」です。
じゃがいもは「次の季節に向けて栄養をためておく」ために根に栄養をたくわえ、それがいもとなります。そのため花が咲いた後、葉が枯れ始めてきたら次のシーズンに向けたじゃがいもができはじめている指標となるのです。
ちなみにじゃがいもの花は紫系統の色ですが、品種によって赤みが増したり、逆に紫が薄くなり白さが目立つなどその色合いは異なります。複数の品種を同時に育てている方は、花の違いも楽しみましょう!
収穫前に試し掘りをしてみよう
じゃがいもは完全に枯れるまでは葉から栄養を作り、地中へと貯めていきます。収穫前には一度軽く土を掘ってみて、いもの成長具合を確かめてみましょう。
なおいもの大きさが不十分の場合埋め戻すことになると思いますが、その際にはいもが傷つかないよう、丁寧に土を被せてくださいね。
掘らないまま放置は厳禁!
じゃがいものいもには休眠期間があり、それを過ぎてしまうと次の芽を出してしまうことがあります。
とくに出島など秋じゃがいもにも向く品種・アンデスの在来種を改良して作られた「インカ」系統の品種は休眠期間が短く、収穫時期を逃すと土のなかで次の芽が育ってしまうおそれがあります。
収穫時期の目安
時期的な目安は次の通りになります。ただし南北に広い日本は地域によって気候が異なるため、しっかりとじゃがいもの様子をみながら判断することが重要です。
春じゃがいも
2~3月ごろに育てはじめる春じゃがいもは6月ごろが収穫の目安となります。ただし梅雨の湿気が多い時期に入ると土のなかでいもの内部が腐り始めるため、梅雨の直前もしくは梅雨入り直後には収穫をおこないましょう。
秋じゃがいも
秋じゃがいもの場合、霜が降りるまで気温が低下するとじゃがいもは育ちにくくなります。そのため霜が降り始める11月~12月ごろになったら必ず収穫をおこないましょう。霜が降りる前でも、葉が枯れ始めたら収穫のスケジュールを立てておくことが重要です。